器の思い出・父からの花びん

私が小学生くらいの頃に、父に陶磁器の工場見学に連れていってもらった記憶があります。

私の地元の三重県四日市市は、今では萬古焼といえば土鍋が有名ですが、70年代の高度成長期は、和洋含めて様々な陶磁器が大量生産されていたようです。

父の取引先か何かだったのでしょう、焼物工場の中を少し覗かせてもらった後、父にどれがよいか聞かれて、チューリップの形のマットな質感の白い花器を買ってもらいました。

その後、子供部屋の窓際に飾っていた記憶はあるのですが、いつ手放したのかはわかりません。随分経ってから父にその事を話したら全く覚えていませんでした。

マットな質感って、よく覚えているもよですね。手触りの記憶って、案外と深いところに刻まれるものかもしれませんね。



by craft-loulou | 2018-08-14 08:56 | スペシャル | Comments(0)

陶器の作品を作っています。日々の生活を楽しく豊かに過ごすために、心に残ること、大切にしてることを記録しています。 所属するアトリエや自宅で陶器の作品を作っています。


by utsuwa_neko