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ひとり陶芸ブックフェス

40過ぎたおばさんながら、夏がくると気合いスイッチをバチンとオンにしたくなるのは、4年間、武蔵野美術館大学の通信過程で小平市にある鷹の台キャンパスに通ったからってのもあると思う。

ひたすらデッサンしたり、フラメンコ踊ったり(体育の単位)、デザインの先生のダメ出しの連続とか、いろんな年代専攻の人と博物館過程のグループ課題も大変だった、でも今は本当によい経験。

今年も夏だけ、ちょっぴり博物館よりの仕事をするため、陶芸を作るのはちょっとペースダウン。そのかわり、職場での昼休みを使ったりして読書します。

ということで、8月末まで、陶芸につながる本のことをUPしていきます。

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8月も終わりました。読書月間はおわり。
まあ、あまり思ったより読めませんでしたが、頭でっかちになってもだめだしな、ということを白洲正子の本から感じて、これでひと区切り。
秋は、作品を作ることと、旅をしたいです。
秋は一年のなかで一番好きな季節です。


by craft-loulou | 2014-08-31 09:15 | Comments(0)

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柳宗悦に始まる民芸のことを批判している下りがある。
結構辛辣で、「民芸からはずれるものはすべて邪道だとする一種の宗教である」といった調子。

白樺派の文学と轡を並べて発展したという柳宗悦の民芸のことが、まだまだ捉えられていない私には、白州正子のいっていることがどのくらい正しいのかわかりません。

でも私自身、民芸ってなんなのかと掴みきれないなか、当時の人が相反する意見をはっきり思いを述べているのにあたると、ちょっとほっとするというかなんというか。

何に美を見出し、そこにいくらの価値をつけるかってことはいろんな味方があるに決まっている。好き嫌いの主観の域をこえない部分も多いでしょう。

結局のところ、理論ではなく、あらゆる手作りのものを触り、それぞれの作り手の技のようなものに触れながら、自分の感性と価値観を育てること、これしかないのかなという気がします。

白州正子は思いつきの天才であったと、ある人が本に書いています。
物に力が宿るとしたら、物が人を選び、選ばれた人が電光石火のごときひらめきで物を生かす。物とそんな出会いができる人もいるんだと思います。そんな人には、民芸の考えなんてまったく必要なかったんでしょう。








by craft-loulou | 2014-08-30 12:14 | ブックレビュー◇クラフトのこと | Comments(0)

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山種美術館の『水の音』展、ブロガー内覧会にいってきました。夏にぴったりの涼やかな爽やかな展覧会でした。
(注)会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。

滝の絵をながめるとどうして体感温度が下がるんでしょうね。千住博の滝の絵は何度も見ているけれど、他の作品との相乗効果で今までより何倍も素敵に感じました。本物の滝も様々なアプローチがあってこそですからね。

ほう~っ、と思ったのは
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宮廻正明の《水花火(螺)》で、ひときわ青深くて力ずよく構図も大胆で存在感のある作品でした。

普段陶芸をしている私にとって、銅を使った緑と、コバルトを使った青は特別な色です。特にコバルトはほんのわずかに加えるだけで鮮やかに発色するのですが、なにしろ焼成しないことには、ブルーに発色しません。陶芸って改めてやっかいだなと思いました。青くないものを焼いてなんとか青くする、まさに錬金術ですね。

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《水花火(螺)》部分。
ただし、どうやって海の青のきらめきを出すかってことは、日本画でももちろん大変なことなはず。解説を聞いたところ、この作品では顔料と染料の両方をつかって青を着色しているんだそう。藍という染料は色あせやすいので、時間とともにこの作品がどのような印象になっていくのかということも楽しむことができるということでした。

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竹内栖鳳の色紙《松島(7月)》この装飾的に見えるブルーも好きです。

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小野竹喬《沖の灯》ピンクに染まる雲と、まもなく暗く深く冷たく夜に向かっていくだろうな色の海。夕暮れなんでしょうかね。時の移ろいが1枚の画面に見事におさめられているのを目の当たりにすると、一瞬にして時間も時も違う別の場所に心が飛んでいきそうになります。

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展示作品をモチーフにした和菓子が5種類。
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私が選んだのは、こちら。とてもおいしくいただきました。

実はこの内覧会、8月中旬に開催されたのですが、諸事情によりアップが遅くなってしました。
でも会期は9/15まで。まだまだ沢山の方がこの展覧会に訪れてほしいなと思います。
by craft-loulou | 2014-08-29 23:35 | ミュージアムレビュー | Comments(0)

裏側が好き

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子猫のころはキーボードの上を容赦なく歩き回って怒られてましたが、最近はもっぱらディスプレイの裏側でじっとしてます。
好みが変わったのか、裏側ほ渋いほうがお好みのようですね。
8月ももうすぐおわりますね。
ちょっと生活のパターンをかえて、お休みしていたことを頑張ります。




by craft-loulou | 2014-08-28 21:07 | うちのネコ | Comments(0)

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『美術手帖』で陶芸を扱うのは、相当珍しいようで、まあ、私も美術手帖をかうのは珍しいのですが。。。

四国の山村で作陶する作家の写真などのってます。半農半陶などとかいてある。
伝統陶芸、オブジェ陶芸といった歴史を辿り、いまは生活陶芸でしょだと。

おなじ雑誌をみていた知人と、いま住んでいるこの場所がずっと制作を続けていく場所とは違うのかな〜などと話した記憶があります。陶芸の産地や土や森が身近なところが恋しいねと。
小さな畑と自分専用のアトリエがあって、自分も猫も建物と外を自由に出入りしている。そんなところに住めたらいいですね。

涼しくなったらとりあえず、いつでもドローイングしたり、粘土板をおけるように自分の部屋を模様替えしようと思います。かつてはITライターの仕事のため自分のパソコンを4台も保有していた私ですが、そろそろ部屋からパソコンを撤去する決心をしよう。







by craft-loulou | 2014-08-19 08:47 | ブックレビュー◇陶芸 | Comments(0)

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陶という字を図書館のサイトで検索してうちに来た本。陶酔の陶と、陶器の陶の字は、それぞれどんな意味をもって同じ字があてられてるのかしりたいところ。

小川洋子が選んだ短編にそれぞれ解説のエッセイがつくというつくりの本。

梶井基次郎『愛撫 』 を読んでみた。なんと猫の話。

猫の耳というと、一度「切符切り」でパチンとやって見たくて堪らなかったという主人公が夢を見る。

女性X が白粉を塗るために使うのは愛猫の手の形の化粧道具。きけば大学病院で作ってもらったという。思わずぞっとする。

この短編をうけての小川洋子のエッセイは、愛する文鳥の目の縁取りの赤い輪、それを引きはぎし耳たぶにぶら下げると素敵なピアスになるだろうと。素晴らしい!

小さい動物のパーツの人間にはない色、形の魅力。うちの猫のどこかを切り取って、私欲のために使うとしたら、私はどうする?

と、おもってうちの猫を眺めていたら、ニャーっといってくるっと身をよじりお腹をみせてきたから、そこで思考停止。



by craft-loulou | 2014-08-18 09:20 | ブックレビュー◇その他もろもろ | Comments(0)

簡易包装してみました

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8月の間、自分の制作は止まっていますが、作品のほうはネットで細々と問い合わせなどいただきます。もちろんすぐお返事します。

昨日はご要望があり、簡単なギフト包装をしてみました。厚さ制限のあるメール便での発送だったので、箱にいれたりは無理だったのですが、写真のような形で気に入っていただけて、お盆のラッシュのなか、今、西に運ばれていると思います。



by craft-loulou | 2014-08-14 08:25 | 作品づくり | Comments(0)

女子という言葉の範囲が広がっていますよね。やたら女子会とかいってね。一方で女子という外堀固めると、実はその中でも、自分に近いサイドと、全く相容れないサイドを強く意識してしまう。それをいろんな例で見せてくれてる本だと思います。
例えば、絵文字とか、色の好みとかね。明らかに、30とか40すぎてもピンクのサンリオグッズもってる人をアンチに思っている人側が買う本でしょう。

一方で、女子っぽさって、幼児性ともちょっと近い気がするんだけど、自分が制作しながら頭のイメージを表現をしていくなかで、実は時々よく考えている問題だなと思いました。





by craft-loulou | 2014-08-12 09:24 | ブックレビュー◇その他もろもろ | Comments(0)

川喜田半泥子の作品を生涯とともに紹介した本。実は私にとってとても身近な存在でしたが、知る機会がなかったのは、半泥子が京都にでることも、魯山人のように東京にでることもなく、ずっと晩年も三重で作陶をしてたからでしょうか。
三重県の豪商の出身で、地元の銀行の頭取などもしていた実業家だったんですね。百五銀行、実家の近くにたくさんあります。

表紙に、ビジネスマンのネクタイ姿で轆轤をひいている姿がうつっています。光悦や尾形乾山をしのび、書をたしなみ、職人を雇い、従業員らから登り窯を送られ、そういう形の陶芸があるのですね。ご存命の方でというと、細川さんぐらいしか思い出さないけど。
陶芸というもののもつイメージは、果てし無く広いのだなと改めて感じました。


by craft-loulou | 2014-08-08 08:19 | ブックレビュー◇陶芸 | Comments(0)

3Dプリンタについての概要の本をざっと読んでみました。

物を作るときの加工方法として、金型などを用いたプレス加工、旋盤による切り出し加工、溶かして流し込む鋳造、などなどいろいろありますが、3Dプリンタは積層造形なんですね。

プリンタというイメージに縛られてましたが、なんだかすこーしクリアになりました。

手は精密な機械ですね。
暑くて緩みまくっている私自身というマシンも、なんとか復活させなければ。でももう少しソフトウェアをインストールしたいと思います。

明日からは、大御所たちの本をよんでみたいと思います。

by craft-loulou | 2014-08-04 23:21 | ブックレビュー◇デザイン | Comments(0)